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貿易・輸送用語集

インボイス、パッキングリスト、船荷証券、信用状に出てくる用語を、短くわかりやすく解説します。リンク付きの用語をタップすると、対応する無料ツールが開きます。

Assessable Value
輸入関税の計算基礎となる課税価格。多くはCIF価格ですが、別途算定される取引価格や課税価格を用いる国もあります。
B/L (Bill of Lading)
船荷証券:海上運送人が発行する運送書類で、貨物の受取証と運送契約の証拠になります。原本で流通性のあるB/Lは、貨物の権利証券にもなります。
C/O (Certificate of Origin)
原産地証明書:物品がどの国で生産されたかを示す書類で、貿易協定に基づく特恵関税の適用を受けるため、または単に原産地を申告するために使われます。
CBM (Cubic Meter)
立方メートル:貨物が占める容積を測る標準単位で、コンテナへの積載量の算出や、多くの場合運賃の計算に使われます。
CFR (Cost and Freight)
運賃込み:Incotermsの規則の一つで、売主が指定港までの費用と運賃を負担しますが、危険は物品が本船に積み込まれた時点で買主に移転します。
CIF (Cost, Insurance and Freight)
運賃保険料込み:Incotermsの規則であり、価格の基準でもあります。物品の価額に国際運賃と保険料を加えたもので、輸入関税の計算基礎として広く使われます。
CIP (Carriage and Insurance Paid To)
輸送費保険料込み:Incotermsの規則の一つで、売主が指定仕向地までの運送と保険を手配・負担しますが、危険は物品を最初の運送人に引き渡した時点で移転します。
Chargeable Weight
貨物の実重量(総重量)と容積重量のうち大きいほうで、運送会社が運賃の計算に使います。特に航空貨物で用いられます。
Commercial Invoice
実際に出荷した物品について売主が発行する明細付きの請求書で、税関は関税の算定に、買主は支払いや貨物の引取りに使います。見積書であるプロフォーマインボイスとは異なります。
Consignee
出荷書類に記載された買主で、運送人はこの者に物品を引き渡すよう指示されます。
Container (TEU / FEU)
海上輸送や複合一貫輸送に使う規格化された鉄製の箱で、長さ20フィートまたは40フィート(TEU/FEU)が最も一般的です。タイプごとの正確な内寸と重量制限を確認できます。
Customs Broker
輸入者に代わって税関への申告書類を作成・提出し、関税を納付する、許可を受けた代理業者。
DAP (Delivered at Place)
仕向地持込渡し:Incotermsの規則の一つで、指定仕向地で荷卸しの準備ができた状態で物品を買主の処分に委ねた時点で引渡しとなります。それまでの危険と費用は売主が負担します。
DDP (Delivered Duty Paid)
関税込持込渡し:Incotermsの規則の一つで、売主が輸入通関を済ませた物品を指定仕向地で引き渡し、輸入関税と税金を含むすべての費用と危険を負担します。
Demurrage
実入りコンテナを、許容されたフリータイムを超えて港やターミナルに置いたまま引き取らない場合に、船会社が課す料金(ディテンションと比較)。
Detention
船会社のコンテナ(空・実入りを問わず)を、許容されたフリータイムを超えて港外に置いたまま返却しない場合に、船会社が課す料金(デマレージと比較)。
Dumping / Anti-Dumping Duty
輸入品が正常価額を下回る価格で販売され、輸入国の国内産業に損害を与えている場合に課される追加の関税。
Duty (Import Duty)
輸入国の税関が輸入貨物に課す税で、通常は課税価格に対する一定割合です。税率は製品のHSコードと原産国によって決まります。
EXW (Ex Works)
工場渡し:Incotermsの規則の一つで、売主の義務は自社の施設で物品を買主の処分に委ねることだけです。輸出通関を含め、それ以降はすべて買主が手配・負担します。
FCA (Free Carrier)
運送人渡し:Incotermsの規則の一つで、売主が輸出通関を済ませた物品を、買主が指定した運送人または場所に引き渡します。
FOB (Free on Board)
本船渡し:海上輸送専用のIncoterms規則で、物品が指定港で本船に積み込まれた時点で売主の危険と費用が移転します。
Freight Forwarder
荷主または荷受人に代わって輸送、書類、通関手続きを手配する業者で、使用する船舶、トラック、航空機を自ら所有しているとは限りません。
FTA (Free Trade Agreement)
自由貿易協定:国同士の条約で、協定の原産地規則を満たすことを条件に、協定国間で取引される対象物品の輸入関税を引き下げまたは撤廃します。
GSP (Generalized System of Preferences)
一般特恵関税制度:先進国が、完全な自由貿易協定を結ばずに、対象となる開発途上国からの物品に対して関税を引き下げまたは無税とする制度。
Gross Weight / Net Weight
総重量は梱包を含めた全体の重量、正味重量は物品のみの重量です。多くのパッキングリストでは、カートンごとと合計の両方が記載されます。
HS Code
HS(統一システム)コード:輸入関税、貿易統計、許認可の要否を判断するために世界中で使われる標準的な品目分類コード。
Incoterms
ICCが発行する標準的な貿易条件(EXW、FOB、CIF、DAPなど)で、輸送、保険、危険、通関を買主と売主のどちらが、どの時点で担うかを定めます。
Landed Cost
物品を売主から買主の手元まで、通関を済ませて届けるための総コスト。物品価額、運賃、保険料(CIF)に、輸入関税、税金、荷役費用を加えたものです。
L/C (Letter of Credit)
信用状:銀行による売主への条件付き支払保証で、信用状の要求と厳密に一致する書類を売主が提示した場合にのみ支払われます。
LCL / FCL
LCL(小口混載)は、他の荷主の貨物とコンテナを共有する出荷です。FCL(コンテナ単位)は、荷主が1本のコンテナを単独で使う出荷です。
Packing List
出荷のカートン、内容物、数量、重量、寸法を記載した詳細なリストで、運送人、税関、買主が実際に届いた物品を確認するために使います。
Proforma Invoice
出荷前に送る仮のインボイスで、買主が支払いや輸入許可の手配に使います。支払いの請求ではなく、通関にも使いません。
Shipping Mark
輸出用カートンの外側に印刷またはステンシルで表示する文字や記号(主マーク、仕向地、注文番号、カートン番号)で、開梱せずに貨物を識別するために使います。
T/T (Telegraphic Transfer)
電信送金:当日または翌日に着金する銀行の電子送金で、国際取引の決済で最も一般的な方法の一つです。
UCP 600
荷為替信用状に関する統一規則および慣例(UCP 600):多くの信用状が準拠するICCの規則で、銀行による書類審査やディスクレパンシー(不一致)の扱いを定めています。
VAT / GST
付加価値税/物品サービス税:多くの国が輸入品に課す消費税で、通常はCIF価格に関税を加えた額に対して計算されます。
Exchange Rate
ある通貨を別の通貨に換算する比率。自国通貨以外の通貨で見積もりやインボイスを出す前に確認してください。
Notify Party
貨物の到着時に運送人が(荷受人に加えて)通知する当事者で、通関業者や買主の代理人であることが多いです。

すぐに確認するための一般的な定義であり、法律や通関に関する助言ではありません。正確な意味は国や契約によって異なる場合があります。関連する無料ツールがある用語には、そのツールへのリンクを付けています。

この用語集の使い方

書類で見かけた用語をこのページ内で検索(Ctrl/Cmd+F)するか、正確な表記がわからなければ一覧を眺めてください。Triplicateに専用の計算ツールや作成ツールがある用語は、そのツールに直接リンクしています。

用語の意味は国や契約によって異なる場合があります

ここに載せているのは一般的で広く使われている定義です。用語の正確な法的意味、特に関税、税金、書類要件は国によって異なることがあり、個々の契約や信用状が一般的な貿易慣行よりも狭く用語を定義している場合もあります。必ずご自身の契約書や信用状(L/C)の文言に従ってください。

さらに詳しく知るには

Incotermsの11規則の詳細はIncoterms 2020一覧表を、関税・消費税(VAT/GST)・総コストは仕入諸掛(ランドコスト)計算機を、信用状は信用状(L/C)チェックリストをご覧ください。シッピングマーク、HSコード、原産地証明書には、それぞれ下記の専用無料ツールがあります。

よくある質問

これらは公式の法的定義ですか?

いいえ。すぐに確認するためのわかりやすい説明です。法的・契約上の定義については、適用される法律、ご自身の契約書、またはICCの公式なIncoterms 2020規則やUCP 600の原文を参照してください。

探している用語が用語集にないのはなぜですか?

この用語集は貿易書類で最もよく見かける用語を収録しており、すべてを網羅しているわけではありません。特定の国の税関や税制に固有の用語は、その国の税関当局で確認してください。

Incotermsの規則はどの国でも同じ意味ですか?

はい。Incotermsの規則はICCが管理する国際標準で、使われる場所を問わず同じ意味を持つように作られています。だからこそ国際契約で役立つのです。国によって異なるのは、税関による物品の評価方法、関税の計算方法、消費税(VAT/GST)の扱いであり、Incotermsの規則そのものは変わりません。

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