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海外バイヤーからの品質クレーム:CISGの検査・通知ルールと返信の仕方

バイヤーから破損、数量不足、誤出荷の連絡が来たら、その日のうちに書面で返信しましょう。受け取ったことを伝え、詳細と証拠を求め、何を確認するかを書きます。契約にCISGが適用される場合、買主は物品を速やかに検査し、不適合の性質を特定した通知を合理的な期間内に、遅くとも引渡しから2年以内に行わなければなりません。売主は自己の費用で不履行を追完でき、代金減額は契約に適合する物品の価値を基準に計算されます。輸送中の損傷は運送人または貨物保険会社に請求します。

公式情報での確認日:2026-10

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概要

検査実行可能な限り短い期間内に。運送を伴う契約では仕向地への到着後まで延ばせる(CISG第38条)
通知不適合の性質を特定して合理的な期間内に。遅くとも現実の引渡しから2年以内(契約上の保証期間と両立しない場合を除く)(第39条)
売主の追完引渡期日の後でも、不合理な遅滞や不便を生じさせなければ自己の費用で追完できる(第48条)
物品の保存受け取った物品を拒絶しようとする買主は、合理的な保存措置をとらなければならない(第86条)

まず、どのルールが適用されるか

売買契約書やプロフォーマインボイスの条件から確認しましょう。準拠法と、検査・クレーム・保証期間に関する条項が、この後のほとんどを決めます。インコタームズ規則は引渡し、費用、危険を定めるもので、クレームの期限や救済方法は定めません。

契約に別の定めがなければ、国際物品売買契約に関する国際連合条約(ウィーン売買条約、CISG)が適用されることが多くあります。営業所が異なる締約国にある当事者間の物品売買、または国際私法の準則によって締約国の法の適用が導かれる場合です(第1条)。ただし、この2つ目の経路を適用しないと宣言した国もあり(第95条)、当事者は条約の適用を排除できます(第6条)。CISGがいつ適用されるか、契約書に何を書くかは別のCISGノートで扱います。このページは、すでに届いたクレームについての内容です。

買主がすべきこと:検査と通知

買主は、状況に応じて実行可能な限り短い期間内に物品を検査し、または検査させなければなりません。契約に物品の運送が含まれる場合、検査は物品が仕向地に到着した後まで延ばすことができます(第38条)。

買主が不適合を発見し、または発見すべきであった時から合理的な期間内に、不適合の性質を特定した通知を売主に行わなければ、不適合を援用する権利を失います。いかなる場合も、物品が現実に買主に引き渡された日から2年以内に通知しなければなりません。ただし、この期間が契約上の保証期間と両立しない場合は除きます(第39条)。売主が知り、または知らないことはあり得なかった不適合を開示しなかった場合、売主はこれらの規定を援用できません(第40条)。通知をしなかったことに合理的な理由がある買主は、なお代金を減額し、または逸失利益を除く損害賠償を請求できます(第44条)。

売主ができること、買主が求められること

売主は、引渡期日の後であっても、不合理な遅滞を伴わず、買主に不合理な不便や、買主が支出した費用の償還についての不確実性を生じさせない場合には、自己の費用で義務の不履行を追完できます(第48条)。売主が履行を受け入れるかどうかを買主に尋ね、買主が合理的な期間内に応じない場合、売主はその要求で示した期間内に履行できます。

買主は履行を請求できます。代替品の引渡しを請求できるのは不適合が重大な契約違反(契約に基づき期待する権利のあるものを実質的に奪う違反、第25条)となる場合に限られ、修補の請求は不合理でない限り認められます(第46条)。買主は、実際に引き渡された物品が引渡時に有した価値と、適合する物品がその時に有したであろう価値との割合に応じて代金を減額できますが、売主が追完した場合や買主が売主の追完を拒んだ場合は減額できません(第50条)。受け取った物品を拒絶しようとする買主は、その物品を保存するための合理的な措置をとらなければなりません(第86条)。

クレームを扱いやすくする最初の返信

確認中と伝えるだけでも、その日のうちに返信しましょう。そして確認に必要なものを求めます:該当するインボイスとロット番号またはカートン番号、数量、物品と荷印が見えるカートンの写真、いつどのように問題を見つけたか、サーベイ(鑑定)や検査の報告書があればその報告書。

届いた内容を自社の記録と照らし合わせます:パッキングリスト、検査報告書、梱包・積付け写真。カートンが破損した状態で届いたなら、輸送中の事故の可能性があります。その場合、買主が受領書に異常を記載し、運送人と貨物保険会社にそれぞれの期限内に通知する必要があります。品質や数量が自社側の問題なら、交換、修補、次の注文で差し引くクレジットノート、代金減額のいずれかを書面で提案し、買主と合意してから実行しましょう。

書き換えて使える最初の返信(英文)

"Thank you for letting us know about the problem with invoice [number]. We are sorry for the trouble and are checking it now. So that we can look into it quickly, please send: the carton or lot numbers concerned and how many units are affected, photos of the goods and of the cartons showing their marks, when and how the problem was found, and any survey or inspection report. Please keep the goods and packaging until we have agreed what to do. We will reply with our findings and a proposal by [date]."

確認前には何も認めず、クレームに必要な証拠を求め、物品の保管を頼み、回答日を示しています。注文時と同じメールのやり取りの中で送れば、記録が一か所にまとまります。

手順

  1. その日のうちに書面で返信し、クレームを受け取ったことと何を確認しているかを伝えます。
  2. インボイスとロット番号またはカートン番号、数量、物品と荷印が見えるカートンの写真、サーベイ・検査報告書を求めます。
  3. 契約書やプロフォーマの条件で、準拠法と検査・クレーム・保証の条項を確認します。
  4. パッキングリスト、検査報告書、梱包・積付け写真と照らし合わせます。
  5. 輸送中の損傷なら、運送人と貨物保険会社、それぞれの通知期限を買主に案内します。
  6. 自社側の問題なら、交換、修補、代金減額、クレジットノートのいずれかを書面で合意し、クレジットノートや交換品の書類を発行します。

通常必要になる書類

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よくある問題とその防ぎ方

クレームが「品物が悪い」だけ。

対処法:第39条は、買主に不適合の性質を特定して通知するよう求めています。どの物品が何個、何が問題か、どう見つけたかを写真とともに求めましょう。

買主がすでに物品を捨ててしまった。

対処法:物品を拒絶しようとする買主は、合理的な保存措置をとらなければなりません(第86条)。これ以上処分する前に、写真とサーベイ報告書を求めましょう。

到着時にカートンがつぶれていた。

対処法:輸送中の事故の可能性が高いです。買主が受領書に異常を記載し、期限内に運送人と貨物保険会社に請求する必要があります。自社の積付け写真が出荷時の状態を示します。

買主が合意なしに次の支払いからクレーム額を差し引いた。

対処法:まず金額と解決方法を書面で合意し、クレジットノートを発行して双方の帳簿を合わせましょう。

出典

  1. United Nations Convention on Contracts for the International Sale of Goods (Vienna, 1980), 第1・6・25・38~40・44・46・48・50・86・95条 UNCITRAL

規則は頻繁に変わります。このノートは上記の出典に基づく実務上の案内であり、法的助言ではありません。出荷前に、規制当局、貴社の輸入者、または免許を持つ通関業者に最新の要件を確認してください。

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よくある質問

クレームにはいつまでに返信しなければなりませんか?

CISGは売主の返信期限を定めていません。契約で定めている場合はあります。その日のうちに最初の返信を送るのがよい実務です。事実関係が新しいうちに確認でき、買主も対応中だと分かります。

すべての輸出契約にCISGが適用されますか?

いいえ。営業所が異なる締約国にある当事者間か、国際私法の準則により締約国の法が適用される場合で、当事者が排除していない場合です。契約書の準拠法を確認してください。

Triplicateでクレジットノートを作れますか?

はい。デビットノート・クレジットノートのテンプレートは無料のスプレッドシートで、作成ツールのクレジットノート・デビットノートは同じインボイスのデータで入力されます(無料3回)。次の出荷の前には、梱包・積付け写真の記録が役立ちます。いずれも法的助言ではありません。

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