無料のHSコード(関税分類)検討シート(税関に必要な商品情報)
HSコードは、商品の名称ではなく、商品に関する事実に基づいて決まります。通関業者や税関は、何度も同じことを尋ねます。それは何か、何をするものか、何でできていて割合はどれくらいか、どのように作られ、提示され、包装されているか、どのように使われるか、という点です。このシートは、これらの事実を仕入先や製品担当チームから集め、検討したコードを理由や確認した判断事例とともに記録し、決定内容と承認者を残します。コードを代わりに選ぶものではありません。
出典
関連ガイド
まず事実、次にコード
分類は、項の用語と部・類の注に従い、続いて関税率表の解釈に関する通則を順に適用して行います。その多くは事実に左右されます。商品に本質的な特性を与えている材料は何か、部品か完成品か、複数の物品が小売用のセットになっているかといった点です。コードを調べる前に、仕入先や製品担当チームからこれらの事実を書面で入手し、写真、図面、データシートを添付してください。
判断の理由を記録する
検討したすべてのコードについて、それを裏づける、または除外する項と注の文言、拠り所とした規則(例えばGRI 1や、本質的な特性についてのGRI 3(b))を書き留めてください。類似の商品について公表されている判断事例を検索しましょう。米国税関のオンライン判決検索システム(CROSS)とEUのEBTIデータベースは無料です。記録を残しておけば、税関から質問があったときに役立ちます。また米国では、輸入者は合理的な注意(reasonable care)を払う必要があります。
拘束力のある事前教示を求めるとき
関税率の異なる2つの項が当てはまり得る場合、貿易協定の特恵が分類に左右される場合、あるいは通関業者と買主の意見が分かれる場合は、輸入国の税関による拘束力のある事前教示(EUのBinding Tariff Informationや米国CBPの判決など)を検討してください。税関は提供された事実に基づいて判断するため、このシートは申請の土台として役立ちます。申告するコードについての責任は、引き続き輸入者にあります。
よくある質問
このシートでHSコードがわかりますか。
いいえ。事実を集め、判断の理由を記録するだけです。コードは輸入者またはその通関業者が決めるか、拘束力のある事前教示で税関が決めます。
通関業者が商品を分類するには、どのような情報が必要ですか。
商品が何であり何をするものか、材料と成分、製造・提示・包装の方法、用途、写真またはデータシートです。化学品の場合は、CAS番号を付けた成分が必要です。
却下したコードも記録するのはなぜですか。
却下した理由が、結論に至った過程を示すからです。税関がコードに疑問を示した場合、どの項、注、判断事例を確認したかを説明できます。
最初の6桁はどの国でも同じですか。
6桁のHSコードは200を超える国・地域で共通ですが、各国が独自の桁を加えるため、仕向国の国内コードを確認してください。
拘束力のある事前教示はいつ求めるべきですか。
コードが不確かで、その違いが重要な場合です。例えば、関税率、追加関税、貿易協定の特恵に影響するときです。
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