カナダISED認証(IC認証)とは:無線機器のTAC・IC番号・SDoC
カナダで販売される無線機器は、ISEDの基準を満たさなければなりません。携帯電話やWi-Fi・Bluetooth機器などのカテゴリーI(Category I)機器は、ISEDが認めた認証機関(Certification Body、CB)から技術承認証明書(Technical Acceptance Certificate、TAC)を取得して無線機器リスト(Radio Equipment List、REL)に掲載される必要があり、IC認証番号を表示します。コンピューターなど、意図せず無線周波数を放射する民生用電子機器のようなカテゴリーII(Category II)機器には、供給者適合宣言(Supplier's Declaration of Conformity、SDoC)を用います。
公式情報での確認日:2026-10
概要
カテゴリーI、カテゴリーII、端末機器
無線通信法と無線通信規則は、無線機器を2つのカテゴリーに分けています。カテゴリーIの機器は認証の対象で、ISEDが認めた認証機関の技術承認証明書(TAC)と無線機器リスト(REL)への掲載が必要であり、ラベルに認証番号を表示します。例として、放送用送信機、プッシュ・トゥ・トーク無線機、携帯電話、Wi-Fi機器、ベビーモニター、Bluetooth機器があります。
カテゴリーIIの機器はTACが不要ですが、技術基準を満たし、供給者適合宣言(SDoC)を表すラベルを付ける必要があります。製造者は試験報告書を保管し、ISEDから提出を求められることがあります。例として、極めて低出力の送信機、単体の受信機、コンピューターのように意図せず無線周波数を放射する民生用電子機器があります。電話機やモデムなど、カナダの通信網に接続する端末機器は、認定された試験所で試験を受け、適合を宣言したうえで、電気通信機器登録簿(TAR)に登録します。
RSS-Genのラベル規定
- 認証番号は「IC: XXXXX-YYYYYYYYYYY」と表記します。5桁の会社番号(CN)と最大11文字の固有製品番号(UPN)で構成され、使えるのは数字と大文字のA-Zのみです。
- 製品に表示する製品マーケティング名(product marketing name、PMN)、ハードウェアバージョン識別番号(hardware version identification number、HVIN)、認証番号は、RELと一致している必要があります。
- ラベルは恒久的に貼付するか電子的に表示し、文字は消えにくく、はっきり読めるものにします。
- QRコードは、リンクではなくラベルの全文が含まれている場合にのみ使え、製品上になければなりません。
- 2.5 cm以下の機器は、ラベルを取扱説明書に記載でき、包装にも表示する必要があります。ラベルを付けられない大きな機器については、ISEDの認証・エンジニアリング局(Certification and Engineering Bureau、CEB)に問い合わせます。
- 電子ラベルは、メインメニューから3ステップ以内で表示できる必要があります。製品を輸入、流通、販売する場合は、包装に物理的なラベルも必要です。
- 認証済みモジュールを搭載したホスト製品には、モジュールの番号を表示します。例:「Contains IC: XXXXX-YYYYYYYYYYY」。
認証後
製品の認証、登録または宣言が済めば、製造者、輸入者、流通業者は販売できます。規格が改正された場合も継続して適合させる責任があり、再試験が必要になることがあります。また、干渉やその他の苦情の調査にも協力しなければなりません。規格を完全には満たせない製品は、RSP-102に基づく特別認可(Special Authorization)で承認される場合があります。
手順
- カテゴリーと適用される規格を特定しましょう。たとえばRSS-Gen、RSS-102、製品固有のRSSがあり、カテゴリーIIの機器ではICES-003とICES-Genを確認します。
- ISEDが認めた試験所で製品を試験しましょう。
- カテゴリーIは、試験報告書を認証機関(CB)に提出してTACを取得し、RELへの掲載を確認しましょう。カテゴリーIIは試験報告書を保管しましょう。端末機器は、適合宣言とTARへの登録を済ませましょう。
- 各製品に認証番号またはSDoCラベルを付け、PMN、HVIN、番号がRELと一致していることを確認しましょう。
- 取扱説明書に、必要な注意書きを英語とフランス語の両方で入れましょう。
通常必要になる書類
- ISEDが認めた試験所の試験報告書
- 技術承認証明書(TAC)とRELへの掲載(カテゴリーI)
- SDoCのために保管する試験報告書(カテゴリーII)
- 適合宣言書とTARへの登録(端末機器)
- 英語とフランス語の注意書きを記載した取扱説明書
よくある問題とその防ぎ方
対処法: 製品のPMN、HVIN、認証番号は、無線機器リスト(REL)と一致している必要があります。
対処法: QRコードにはラベルの全文が含まれている必要があり、製品自体に付けなければなりません。
対処法: 2.5 cm以下の機器は、取扱説明書と包装にラベルを記載できます。それより大きい機器はCEBに問い合わせましょう。
対処法: RSS-Genは、注意書きを英語とフランス語の両方で記載することを求めています。
出典
- Equipment Standards and Certification Overview Innovation, Science and Economic Development Canada (ISED)
- RSS-Gen — General Requirements for Compliance of Radio Apparatus Innovation, Science and Economic Development Canada (ISED)
規則は頻繁に変わります。このノートは上記の出典に基づく実務上の案内であり、法的助言ではありません。出荷前に、規制当局、貴社の輸入者、または免許を持つ通関業者に最新の要件を確認してください。
国別の港コード
貿易ノート
よくある質問
ISED認証(IC認証)とは何ですか?
ISEDが認めた認証機関がカテゴリーIの無線機器を認証し、技術承認証明書(TAC)を発行する手続きです。その後、機器は無線機器リスト(REL)に掲載されます。
IC番号とは何ですか?
ISEDの認証番号で、「IC: XXXXX-YYYYYYYYYYY」と表記します。5桁の会社番号と、最大11文字の固有製品番号で構成されます。
コンピューターなどの電子機器にも認証は必要ですか?
意図せず無線周波数を放射する民生用電子機器は、通常カテゴリーIIです。TACは不要ですが、ICES-003などの規格を満たし、SDoCラベルを付ける必要があります。
ラベルを画面に表示してもよいですか?
はい。機器にディスプレイがあり、メインメニューから3ステップ以内でラベルを表示できる場合は可能です。ただし、包装には物理的なラベルが引き続き必要です。
規格が変更されるとどうなりますか?
製造者、輸入者、流通業者は、改正された規格への継続的な適合に責任を負い、再試験が必要になることがあります。
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